「広島県で行われている生物多様性保全のための取り組みを視察したい」というお問い合わせ

「広島県で行われている生物多様性保全のための取り組みを視察したい」という問い合わせがあったので,しらかわハカセがこんな風に答えたよ.
参考にどうぞー☆
----------
高原の自然館では,年間を通じて観察会や保全活動を実施しています.
http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets
このうち,保全活動としては,次のようなメニューがあります.
▼湿原の保全とモニタリング(八幡湿原自然再生事業)
 http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets/72157634769485929/
 http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets/72157634017672572/
 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/j-yawata-index.html
▼半自然草原の再生(雲月山の草原,千町原草原)
 http://goo.gl/mRQy1i
 http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets/72157635790275613/
 http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets/72157635530298523/
 http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets/72157633996736865/
▼里山再生のための地域システムの構築(芸北せどやま再生事業)
 http://goo.gl/5uUmrO
▼種の保全(サツキマス,ブッポウソウ)
 http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets/72157633701493584/
 http://www.flickr.com/photos/shizenkanr/sets/72157633632817097/
また,外来種対策としては,夏にオオハンゴンソウの刈取りをしています.
完全除去というよりも,種子を付けさせない努力という意味合いで,草原保全の一環として行っている作業です.
生物多様性に関しては,本年2月に町の戦略をまとめたところです.
館と戦略策定との関係は,生態学会誌の下記記事をご覧下さい.
▼地域博物館から地域生物多様性センターへ(<連載2>博物館と生態学(15))
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110008607852
他の地域の活動については,次の4種は広島県の指定希少野生生物になっていますので,広島県自然環境課に問い合わせたらスムースかもしれません.
・三次市吉舎町のナゴヤダルマガエルの保全活動
・世羅郡世羅町のヒョウモンモドキの保全活動
・宮島のミヤジマトンボの保全活動
・福山市のスイゲンゼニタナゴの保全活動
また,ヒョウモンモドキの保全活動を行っている世羅町には,広島県の施設として「せら夢公園自然観察園」があります.
▼せら夢公園自然観察園
 http://www.serawinery.jp/nof/
県立の公園施設ではありますが,管理施設には生態学出身の猪谷信忠(いたに のぶただ)さんが勤務されており,熱心に普及活動をされています.
今年は「湿地の守人養成講座」として,ヒョウモンモドキが生息できる環境を保全するための人材育成に取り組まれています.
▼湿地の守人養成講座
 http://www.serawinery.jp/nof/06event.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です