芸北分校からインターンシップ生(2022.6.13)


今日から計4日、高原の自然館は広島県立加計高校 芸北分校よりインターンシップ生を受け入れています。
・生徒一人ひとりに望ましい勤労観・職業観を醸成する
・生徒一人ひとりが主体的に進路選択できる力を培う
・芸北の産業について理解する
以上を目的とし、自然館でインターンシップをしてくれるのは「化学が好きで、将来は高校の理科教員になりたい」という山根一樹くんです。

今日は早速、鳥の専門家の上野先生について2時間弱、フィールド研修を行いました。 前田


本日 インターンシップとして職場体験にやって来ました山根一樹と申します。
自分は化学が好きで、常に日頃から家で化学実験などをしています。
本日は野鳥の専門家である上野先生から、ブッポウソウや八幡湿原の環境について、化学と関連づけていただきながら解説してくれました。
ブッポウソウは昔ほとんどいなくて、環境省の絶滅危惧種1Bに指定されているのが、人間の保全活動によって、県内では数が戻ってきて、広島県では準絶滅危惧種にランクダウンしていたり。
また、それを増やすために、DNAの改変などをしたり。そのようなことを調べる生命化学分野も生態系を知る上で非常に重要であることを知りました。
最近では、わざわざ捕獲せずとも、空気や川の水に含まれる動物の呼気や皮膚の欠片から採取したDNAをPCRで増殖して、そこに住む生物を知る技術もあり、化学と生物は非常に密接な関係性があることを理解しました。 <山根一樹>

オスのヒメシジミがフランスギクの蜜を吸っています。

レアなヒメシジミが2匹も出現して、上野さんも驚いていました。

八幡湿原で世界で初めて確認されたヒロシマサナエが見られました。