西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度初めての開催となった6月16日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは アンデルセン芸北100年農場の研修生前田菜々子さんです。
前田さんは東京都出身で、日本大学商学部卒業され、マーメードベーカリーパートナーズの所属で、現在は北広島町西八幡原にあるアンデルセン芸北100年農場の16期生としてパン作りや農業の研修をされています。
生まれてから大学卒業までずっと東京で暮らしていた前田さんにとって、芸北での日々は自然に囲まれ、パンや農業の技術を学べる環境で充実していることを話す中で、「自分の軸をもってほしい」とのメッセージを伝えてくれました。
前田さんは「海外と関わることがしたい」とうことを軸に考え「旅行が好きなので観光の分野を学び外資系のホテルで働きたい」と目標を決め、専門知識はもとより広い視点での学問を求め大学の進学を決め、大学ではツーリズムや経営を学び、同時に様々なアルバイトも体験されたそうです。
「海外と日本の文化でいいところをあわせてよりよい社会をつくる」ところに惹かれ
マーメードベーカリーパートナーズに入社した経緯のお話もありました。
東京にいたらできないことを芸北で体験している前田さんの座右の銘は「為せば成る」との紹介があり、高校生への力強いメッセージを添えて閉会しました。
24歳という若さあふれる前田さんからのお話は、地域外から芸北に来た生徒や、進路に迷う生徒にも大きく響いたのではないでしょうか。
「海外のいいものを日本へ、日本のいいものを海外へ」という方法で自己実現を目指す前田さんのこれからの活躍も祈念したいと思います。