芸北地域の東側にある阿佐山に登りながら植物を観察しました.阿佐山は西側にある苅尾山や掛頭山に比べて切り立っており,植生もずいぶん異なるようです.今回は,例年とは違う畳山麓からのルートを選びました.雑木林を登ると,炭焼き窯の跡が残っています.細い木が多く,明るい林床では,タニギキョウがきれいに咲いていました.ここではヒメモチという植物が,今年新たに見つかりました.雑木林を抜けて植林地に入ると,少し様子が変わります.ただ,他の場所で見られる植林地に比べても,林床の様子が違うようです.地質のせいでしょうか?たくさんのショウジョウバカマが種を付けていました.途中のピークで昼食を取った後は,一気に阿佐山山頂を目指して歩きました.山頂では,今年もオオナルコユリが待っていました.帰りには少し雲行きが怪しくなりましたが,最後まで雨が降ることはありませんでした.駐車場に戻ってまとめをしました.今回は,齋藤先生,佐久間先生の他にも,調査協力者の方々が来られていたので,より多くの植物を見つけることができました.特に,普段は目につきにくいシダのお話しも聞くことができました.

齋藤先生の話は,道路法面の植物からはじまった.

雑木林は少し明るい.

「花柄が葉に沿う」ミヤマナルコユリ.

ずっと利用されていたのだろう.コナラの木は幹が細い.

今回の発見,ヒメモチ.

タニギキョウがかわいく咲いていた.

カミキリムシが出てきた穴.大きいことにビックリ.

植林地もわりと明るい.ショウジョウバカマがとにかく多かった.

水たまりでたくさんの,ヒキガエルのオタマジャクシを見つけた.

葉っぱが5枚のツクバネソウ.

鞍部でのお昼御飯.調査員の先生は標本を作成中...

午後の経路を説明する斎さん.

今回の観察会では,とにかくギンリョウソウが多かった.

阿佐山の山頂付近は,若いブナの下にササが広がる.

阿佐山の山頂で,オキマリの集合写真.

二人の先生が小さな花にセマル.

下ってきたところで一休み.大きなブナも残っている.

最後に,駐車場で先生方からの講評があり,解散.




























































