保全活動」カテゴリーアーカイブ

【おしらせ】6月9日の霧ヶ谷湿原の整備活動について


2024年6月9日(日)に開催予定の霧ヶ谷湿原の整備活動ですが、当日は降水確率が高いため中止とします。
延期日を11日とします。
同じ行程、段取りで実施します。
11日にご参加の場合、再度お申し込みください。
どうぞよろしくお願いいたします。

申込先
電話:080-6334-8601
メール:staff@shizenkan.info

【協力事業】カワシンジュガイ類の保全事例集(2024.6.6)

西中国山地自然史研究会の専門員でもある内藤順一先生が作成協力した事例集(環境省)が公開されています。
当会は写真提供で協力させていただきました。
カワシンジュガイってどんな生き物?どんな生活史を持っているの?から始まり、保全の取り組み事例や法令についても触れられています。
北広島町と岩手県岩泉市の取り組み事例は必見です。

特定第二種国内希少野生動植物種の保全の手引き・事例集

○カワシンジュガイ類の保全事例集(令和6年5月作成)

 

【イベント案内】霧ヶ谷湿原の整備活動のお知らせ(2024.6.9.開催)


自然再生事業地である霧ヶ谷湿原の整備活動 に参加するボランティアを募集しています。
湿原環境の維持のため、たくさんの方の力が 必要です。ぜひご参加ください!
【開催日】2024年6月9日(日)
【集合時間】8:40
【作業時刻】9:00~15:00頃まで
【集合場所】霧ヶ谷湿原駐車場

※申し込みされた方には、持ち物などの詳細を お伝えします。
お申し込みお問い合わせ
電話:080-6334-8601 メール:staff@shizenkan.info

【ボランティア募集】オオハンゴンソウの駆除活動(2024.5.12.開催)

芸北で、草原保全のための作業を手伝っていただけるボランティアを募集しています。

新緑が日に日に鮮やかになっていく芸北です。
今年も、千町原の草原保全ボランティアを開催します。
特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウを駆除する作業を行います。
芸北の初夏を感じながら、心地よい汗をかいてみませんか?

【開催日】2024年5月12日(日)
【受付時刻】8:30〜
【作業時刻】9:00〜15:00頃まで
【集合場所】山麓庵(高原の自然館横の古民家)
【準備物】作業セット(作業ができる服装,長靴,軍手,雨合羽,飲み物,おやつ)、お弁当、マイカップ、帽子、虫除けネット(帽子用)、虫除けスプレー、あれば三本鍬、三本手鍬
【参加費】500円
【お問い合わせ】西中国山地自然史研究会
080-6334-8601 または staff@shizenkan.info

お申し込みはこちら
https://x.gd/0b1ak

【活動報告】雲月の山焼き2024(2024.4.20)

お天気を気にしながらの事前準備をし、迎えた雲月山の山焼き当日。 薄曇りでしたが山焼きを実施できる喜びに溢れながら、受付場所へ急ぎました。
いつもの静かな雲月山とはかわり、受付時間前より多くの車が駐車し、受付も早々とスタートしていました。 いつもの顔ぶれ、初めての方、期待が膨らみます。
待ち時間には「今年は火入れができるかな?」「友達に誘われて初めてきました!」など、いろいろな声が聞こえてきます。
運営側では、新体制となりはじめての山焼きですので、いろいろと準備や進行にモレがありましたが、みなさんにたくさん助けていただきました。
雲月山活性化委員会の上藤会長のあいさつをかわきりに、現場指導係の浄謙さんの説明を参加者全員で聞きます。「早く作業したいなー」と思った方もいるかもしれませんが、「何のために山焼きをするのか」「どんなことに注意して作業するのか」を共有する大切な時間です。しっかりと聞いてもらったあとは、班ごとにわかれて、自己紹介をし、班長さんの指示のもと、防火帯づくりをします。刈り払い機で草を刈り、刈った草を集めます。ここでは、ボランティアの中から声かけしお願いした点呼係さんに活躍いただきました。 防火帯をしっかりつくることは、延焼を防ぎ安全な火入れにつながるので、大切な作業です。「どこからきたんですか?」「参加は何回目?」などと会話をしながら、担当の区域を仕上げていきます。
1班、2班には地元の芸北小学校3・4年生が加わります。学校行事ではなく任意の参加でしたが、
全員が希望し参加してくれました。ボランティアの中にも小・中・高、そして大学生もいました。若い世代に「山焼き」という文化をつなぐ機会になっているなぁと嬉しくなります。
委員会が準備くださった炊き込みごはんに加え、地元の農事法人うづつきのみなさんより、うどんの振る舞いがありました。気温がさがってきたところだったので、温かい食事ができたと喜んでいただけました。
消火のための消防団、消防署も現地入りし始めましたが、心配していた風が想像以上に強くなり、委員会のメンバーと協議した結果、火を入れることは中止となりました。 消防団の訓練を兼ねていることもあり、見学だけでなく今後に向けてボランティアも一緒に消火の
シミュレーションの訓練をすることとなりました。 何度も急な斜面を登るため、息切れする場面もありましたが、当初の配置につき、火が入った想定で無線で連絡をとりあったり、ジェットシューターを使ってみたりもしました。
とてもよかったのは、班長さんが「この区域はこのあたりで火をつけて、こんな風に燃えるから、このあたりで消火してほしい」と本番さながらの説明をして、次回への布石をうってくださっていたことです。 経験がある班長さんだからこその説明で、とっても心強かったし、ひとことで「山焼き」といっても各地域での実施方法には違いがあります。引き継がれてきた技術や心意気を現地で聞けたことは大きな財産になると感じました。
ボランティアのみなさんから、山焼き中止は残念ではあるけれど、またもう一度来たい!という声をたくさん届けてくださったので、運営スタッフとしては本当に心に沁みました。 自然相手だからこそ起きるあれこれも、文化のひとつとして体験していただけたように思います。 地域からは若手不足、人手不足、資金不足と山焼きを続けていくことへの不安の声が大きくなっています。
生物多様性の保全、地域の文化の継承という大きな目的はもちろん、雲月山が好きだから、という
小さな喜びのためにも、私たちボランティアができることも考えていかなくては、と思った日になりました。 ご協力いただいたみなさん、参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。 また来年のご案内ができるよう、準備を進めていきたいと思います。 雲月山はどの季節にいっても、美しい景観、たくさんのいきものが迎えてくれます。ぜひ雲月山へ!
参加人数 約200人
ボランティア86人
地元ボランティア26人
芸北小学校 
児童17人 
教諭5人
法人うづつき 8人
消防団52人
芸北支所2人