保全活動」カテゴリーアーカイブ

【再掲載】ブッポウソウの観察会・保全活動

  • 開催日時:2018年7月14日(土) 9:30
  • 集合場所:芸北文化ホール
  • 講師:上野吉雄・暮町昌保・松田賢
  • 準備:基本セット(山を歩ける服装,雨具,飲み物,おやつ,筆記用具,メモ帳),軍手,あれば双眼鏡,フィールドスコープ
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

室内でブッポウソウについて座学を行った後,巣箱を設置してある場所へ移動します.巣箱の中の雛に親鳥が餌を運ぶ様子や,特徴的なくちばしの色などを,見守りながら観察しましょう.観察の後は,ブッポウソウの巣箱作りも行います.これからバードウォッチングを始めたいという方やブッポウソウの保全活動に興味のある方も歓迎します.

お申し込みはこちらから

    ○初めて参加される方は,以下の項目もご記入ください.

    ○以下は,任意でご記入ください.

    【活動報告】千町原草刈り隊6月編(2018.6.25)

    2018年6月21日(木)に、千町原草刈り隊による「オオハンゴンソウ駆除作業」が実施されましたので、レポートします。

    毎月の第3木曜日は千町原オオハンゴンソウ駆除の作業日です。
    このひと月の間に草はいっきに伸びて、景色が大きく変わっています。
    今まで作業してきた区画の白い花はハルジオン・ノコギリソウ 濃い緑の草はクララのようです。


    こっちはほとんど手付かずの区画のオオハンゴンソウ
    黄色っぽい草は、イノシシの掘り穴に芽生えたハルガヤやナガハグサです


    80cmくらいに育ったオオハンゴンソウの群生。


    先月駆除作業をした区画を奥側から見ると一月の間に草は伸びていますが、オオハンゴンソウの濃い緑の葉は、数多くはなさそうです。


    先月の根塊の粉砕作業でオオハンゴンソウがなくなった!と、そう美味しい話にはなりません。
    よく見ると、ところどころに粉砕し残した株や、飛び散った根の破片から芽生えた新芽が見えます。


    先月見逃していた大きめの株を三つ鍬で掘りだすのは大変ですから、もう一度草刈り機で粉砕します。
    伸びている葉を切り飛ばして、 根塊を出してみます。


    伸びている葉を切り飛ばして、 根塊を出してみます。


    根塊を粉砕するために改作した刃先を草刈り機に取り付けて根塊がなくなるまで掘り下げます。
    ちなみに刃先左の根はノイバラの木根で、この刃先では切れません。


    根塊を砕いているとごつごつと手応えがありますが、そのうちに軽く回転するようになり、オオハンゴンソウ駆除完了!と勘違いしそうですが、薄く鋭い刃先でスライスするのならそれもあり得ますが、薄い刃先では石や木根に負けてしまいます。
    肉厚の刃先を使うしかありませんが、そうすると砕き損ねた根の破片が飛び散ります。


    左の大きな破片ならまだしも、右の小さな破片でも再生してきますので、一月後に手鍬で掘りだして駆除していきます。


    先月作業した区画で女性陣が作業中です。


    3000㎡を超えるオオハンゴンソウの群生地の一画に、オオハンゴンソウの姿がほとんど見つからない一画があります。


    ここに生えている草は、戦後に放牧地として開拓された名残りのハルガヤ・ナガハグサの牧草だそうです。


    ところがその中に一株だけオオハンゴンソウの姿が見えます。


    この一株を牧草に駆逐されてほそぼそと生き残った一株と見るか、種が飛び込んで芽生えた逞しい先達と見るのか?
    それはアマチュアには判断できません。
    研究者や学者さんの知見に頼るしかありませんが、全部の茎を切り取ったら芽数が殖えて再生するか?の実験はできます。
    今の茎の数を確かめて草刈りをしてみました。


    一本一本ががっちりした太い茎です。


    31本の茎が立っていたのを切り取りました。


    さて、去年の夏のオオハンゴンソウ駆除作業の時に、根塊の粉砕作業を体験された方にお報せです。
    体験された二時間に満たない粉砕作業をされた区画は、一年後にはハルジオンの花が咲いています。

    飛び散った破片や、見逃してしまった小苗が成長していますが、それでも作業の効果は見えています。
    夏の半日、皆さんの汗の結果が出ています お疲れさまでした。

    こんな地道な作業を繰り返して少しづつ駆除範囲を拡げていき、三年目にやっと最初の写真のようになりました。
    オオハンゴンソウを刈るだけの作業ですと楽ですが、それではひと月もすればもとに戻ってしまいます。
    根を粉砕して駆除するのは体力のいる作業ですが、確実にオオハンゴンソウは減っていきます。
    毎月の粉砕作業の参加者の平均は3名、鍬を持つて小株を掘りだす女性の参加も平均4名。
    これがそれぞれ10名くらいに増えれば、さしものオオハンゴンソウも駆除できるのではないかと思います。
    毎回でなくても結構です。都合のいい時 なら助太刀しようという方の助力をお待ちしております。

    オオハンゴンソウ(大反魂草、学名Rudbeckia laciniata)は、キク科オオハンゴンソウ属多年草[1]環境省指定特定外来生物[1]。空き地などで群生しているのをよく見かける。(Wikipediaより)

     

    【イベント案内】ブッポウソウの観察会・巣箱作り

    • 開催日時:2018年7月14日(土) 9:30
    • 集合場所:芸北文化ホール
    • 講師:上野吉雄・暮町昌保・松田賢
    • 準備:基本セット(山を歩ける服装,雨具,飲み物,おやつ,筆記用具,メモ帳),軍手,あれば双眼鏡,フィールドスコープ
    • 定員数:30名
    • 参加費:
      • 一般=300円
      • 賛助会員=100円
      • 正会員・中学生以下=無料

    室内でブッポウソウについて座学を行った後,巣箱を設置してある場所へ移動します.巣箱の中の雛に親鳥が餌を運ぶ様子や,特徴的なくちばしの色などを,見守りながら観察しましょう.観察の後は,ブッポウソウの巣箱作りも行います.これからバードウォッチングを始めたいという方やブッポウソウの保全活動に興味のある方も歓迎します.

    【活動報告】千町原草刈り隊5月編(2018.5.20)

    2018年5月17日(木)に、千町原草刈り隊による「オオハンゴンソウ駆除作業」が実施されましたので、レポートします。

    4月から12月までの第3木曜日は、千町原草刈り隊の作業日です。
    今回は9名の参加でした。
    まずは、去年根を削り残してしまい、大きく育った株をピンポイントで駆除します。
    草刈り機の先に根塊を粉砕するための治具を取り付けて、オオハンゴンソウの株だけを削ります。作業の様子は写真をご覧下さい。

    草刈り機につけて使用。

    オオハンゴンソウ以外の草を傷めないよう注意しながら作業して、根塊がなくなる深さまで削ります

    毎秒数十回も回転する刃で削れば、強い外来種も絶えるだろうと思い込みそうですが
    飛び散った2gの破片からでも再生してきますので、しつこいくらいまで刃を当て続けます。
    それでも、粉砕し残した根の破片から出る新芽は、一月後に女性陣が鍬で掘りだして駆除していきます。

    その後もうひと月すると、深い所に潜っていた破片が葉をひろげてきますので、もう一度女性陣の出番になります。
    作業後の一月で新芽を伸ばす外来種の生命力が、駆除作業の助けになるのも皮肉な話です

    今回 草刈り機グループは作業区域を2m拡げました。

    白いロープの右側が駆除実験中の区域。左側は未作業のオオハンゴンソウの群生地です。

     

    この区域は去年一度根 塊を削った場所なのですが、見落としていた株が大きく育っています。

    大株の根を削り取りました。正面とやや右の春菊のようなのがオオハンゴンソウの葉です。
    それ以外は、去年まで見えなかった細長い葉の草がたくさん芽を出しました。

    今回根削りした区画では一月後には破片からの新芽が出てきますので 女性陣にバトンタッチして、草刈り機グループは2mほど作業範囲を広げていく予定です。
    千町原を通られるときには、ぜひ作業区域をながめてください。杭を境にしていますから、 どなたにも一目瞭然のはずです

    オオハンゴンソウの駆除を目標に作業を始めて3年目に入り、根を粉砕して駆除する効果が少し見えてきました

    「千町原草刈り隊」は、千町原の一部で毎月第3木曜日に作業しています。
    オオハンゴンソウを根絶し、草原のいきものや風景を取り戻すため、道具や方法を検討し、メンバーに作業を振り分け、みなさん黙々と、そして休憩時間は和やかに、毎回の作業を楽しんでいます。
    「毎回の参加は無理だけど 時々なら力を貸せるよ!」と思われましたら、高原の自然館にご連絡下さい。一緒に汗をかきましょう!

    オオハンゴンソウ(大反魂草、学名Rudbeckia laciniata)は、キク科オオハンゴンソウ属多年草[1]環境省指定特定外来生物[1]。空き地などで群生しているのをよく見かける。(Wikipediaより)

    【イベント案内】霧ヶ谷湿原でカスミサンショウウオの繁殖を確認しよう

    • 開催日時:2018年4月29日(日) 9:30
    • 集合場所:高原の自然館
    • 講師:内藤順一
    • 準備:基本セット(山を歩ける服装,雨具,飲み物,おやつ,筆記用具,メモ帳),長靴,あれば農作業用のゴム手袋,小型三つ鍬
    • 定員数:30名
    • 参加費:無料

    自然再生事業が進められている霧ヶ谷湿原で,カスミサンショウウオの産卵状況を調査します(事前に小型サンショウウオについても学習します).産卵場所や,卵塊の数を記録することで,湿原の回復状況の目安になります.運が良ければ,卵塊を守る成体が見られるかもしれません.湿原の調査となりますので,長靴をご用意ください.農作業用のゴム手袋や,小型三つ鍬があると便利です.

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      ○初めて参加される方は,以下の項目もご記入ください.

      ○以下は,任意でご記入ください.