朝は冷え込んで風も冷たいくらいでした.集合場所のわさーる大朝から寒曳山スキー場の駐車場へ移動し,おおまかなルートの説明があった後,20名でゲレンデ内を散策しながら登り始めました.スキーシーズン準備のためススキが刈り取られ,その他の植物も紅葉したり種になっていたりと,いつもと趣の違う観察会でした.それでもゲレンデのそこここにセンブリが咲き,それだけでみんな感激でした.センボンヤリの春の解放花と秋の閉鎖花の話では,各々が種子の話で先生に質問攻めの場面もありました.紫の濃いリンドウを見つけると我も我もと写真撮影,真っ赤なアリノトウグサも可愛らしく咲いていました.ゲレンデを終えて稜線に入ると,道が狭いために一列になってしまい,後ろの方は先生のお話が聞こえにくい場面もありましたが,コマユミ・ミヤマガマズミ・コバノガマズミの赤い実.シラヤマギク・リュウノウギク・ガンクビソウ・ツリガネニンジンなど観察できました.山頂は晴れ渡り気持ちの良い昼食時間でした.てんぐ岩まで観察し,引き返してゲレンデを再び下山.大変な急斜面をみんな必死で降りて,オオイワカガミ・キクバヤマボクチ・オケラなど見ました.まとめをして確認すると,植物約40種,動物約10種が観察されていました.ゆったりとしたペースの中,セイヨウオオマルハナバチの話や温暖化の話が出たり,ホオジロの羽の残骸から調理をする猛禽類の話など幅広い観察会でした.

寒曳山スキー場駐車場にて今日の概要説明.

本日の講師は佐久間智子先生.

いざ,登るぞ.

たくさんのセンブリに感激.

ノウサギのフン.

これはイヌコウジュかヒメジソか?先生の説明を聞く.

植物を取り囲んでメモ,または撮影順番待ち.

ナギナタコウジュ.匂いがする.

山の上にもアメリカセンダングサ.

陽を浴びてリンドウ開花.

先生の「これはですね〜」みんな真剣にのぞき込む.

猛禽に食べられたであろうホオジロの尾羽.

センブリ一年生.

イナカギク.

ゲレンデもだいぶ上まで登り,木本の説明.
キブシの実.

クマのフン.かなり古い.センチコガネが育っている.

コマユミの実.

クリに今年のクマ棚あり.

お天気もよく見晴らしの良い山頂で昼食です.

ミヤマガマズミの実.

てんぐ岩の上から周囲を展望.

行きは良い良い.帰りは…かなりの斜面をジグザグに降りる.

ゲレンデの横には刈り残しススキが輝いていた.

キクバヤマボクチ.

「さて,今日は何をみましたか?みんなで読み合わせしましょう.」




































































