活動報告」カテゴリーアーカイブ

【参加報告】さとやま未来博 オープニングフェスタ(2017.3.25)

広島県の中山間地域のさとやまの魅力を発信する、「ひろしまさとやま未来博2017」が3月25日(土)に、ついに本格的にスタートしました。
ココロザシ応援プロジェクトで参加させてもらっている縁で、同日に行われたオープニングフェスタに参加してきたので、報告します。
開場の10時ぐらいにきりりに到着したのですが、ここで最初の驚きがありました。なんと人が多くて、駐車場が満車とのこと!少し離れた場所にある臨時駐車場に案内され、無事に会場入りできました。
受付で本日のプログラムをいただき、メイン会場であるホールに足を運びます。ホールの中に入ると、二度目の驚き。ほぼ満席に近い状態で、空席を見つけるのに一苦労です。なんとか空席を見つけ、席に座ってしばらくすると会場が薄暗くなりました。
舞台が明るくなり、大崎なぎ太鼓保存会による勇大な太鼓の演奏で、オープニングセレモニーの開始です。
セレモニーでは、ひろしまさとやま交流プロジェクトの実行委員会会長である、湯崎英彦広島県知事の開会宣言のほか、県内の中山間地域19市町の代表と地域のゆるきゃらによる、さとやまマッピング、ヴィオラ奏者による生演奏などもありました。北広島町のゆるきゃら、花田舞太郎も来ており、会場から「あのキャラ可愛いー!」という声が聞こえて、北広島町民としては嬉しい限りでした。
午後からのプログラムでは、本地の花笠踊りが出ることもあり、必見です。その前に食事をしようと向かったのは、同時開催していた「さとやまパン祭り」コーナーです。県内各地から、オリジナル感溢れるベーカリーが集合しており、どのパンも美味しそうで目移りしてしまいました。
昼食をとったあとはさとやまステージで、本地の花笠踊り、安芸ひろしま武将隊のパフォーマンス、高校生による書道パフォーマンスを鑑賞しました。今まで書道といえば静かなイメージでしたが、ポップソングにのせて元気よく踊るように次々と文字を仕上げていく様子はまさに圧巻の一言でした。
当日のステージプログラムは休憩がなく、昼食をとる機会を見つけるのが難しかったため、東ちづるさんのトークを見逃してしまったという心残りもありましたが、地域の山から切り出した木材を使った、手作りおもちゃを使っての地域おこしを考えているグループや、さとやまの魅力発信のためのマラソンをしたいという人たちとの、新しい出会いや発見もあり、これからの広島のさとやまのあり方に希望が持てるオープニングフェスタでした。






【活動報告】民泊視察研修 in 大崎上島・内海

3月8日〜9日に芸北トレッキングガイドの一員として、民泊視察研修に参加したので報告します。
子ども農山村交流プロジェクトで民泊を受け入れている北広島町ですが、他の地域の民泊はどのような取り組みをしているのか、児童や生徒たちとどのように交流をしているのかを知り、北広島町の民泊をもっと良くしていこう、盛り上げていこうと開催された今回の視察旅行です。普段は民泊ではなく、体験事業側で参加しているので、体験事業以外で子供たちがどのような経験をしているのか聞くことのできる機会で、とても楽しみにしていました。
最初に芸北を出発し、豊平、千代田道の駅へと移動するにつれ、少しずつバスの中には人が増えていき、最終的には40名という大所帯に。初顔合わせの人も多いからと、バスの中で最初の研修「自己紹介」の開始です。「名前」「どの地域からの参加か」「北広島町の好きなところ」を、3分間で話すという内容でした。
途中小谷SAで休憩を挟んで、竹原港からフェリーに乗り、大崎上島に到着です。
港近くの大崎上島町役場に移動し、研修を行いました。
大崎上島は「まるごと島体験」〜島がぼくらのふるさと〜というテーマで、民泊や体験事業を行っているそうです。
一軒の家庭で孤立して民泊体験をするのは大変だからと、数軒の家で協力して行っているところもあるそうで、興味深くお話を聞かせていただきました。中には、地域の温泉施設の協力というような、北広島町でも取り入れることが出来るだろうというお話もあり、参加者が積極的に質問していたのが印象的でした。
色々と勉強になるお話を聞かせて頂いた1日目の研修は無事終了です。
宿泊したホテルで美味しいお食事をいただき、漁業体験のある二日目の研修を楽しみに、早めに就寝することにしました。
ホテルで同室になった方たちは、民泊をされているお母さんたちです。あまり聞くことがない、民泊家庭での子供たちのお話や、それぞれの工夫が聞けて楽しかったです。
2日目の研修ですが強風のため、残念ながら体験学習はキャンセルになってしまいました。楽しみにしていた研修でしたが、お客さんの安全を第一に考え、体験中止にされた漁業関係者の方達の判断は、素晴らしいと思います。その代わり、体験学習に関わる人たちが急遽集まって、意見交換会や、取り組みのお話を聞くことができました。中には、当日の朝頼まれて駆け付けたという人もおり、心のこもった対応、協議会と関係者の信頼関係の深さが印象的でした。
体験の急遽キャンセルというアクシデントもありましたが、2日間しっかりと民泊や体験事業のことを学ぶことができました。勉強したことをこれからの活動に活かせていければと思います。

【参加報告】JOLA 2017ダブル受賞祝賀会(2017.3.27)

高原の自然館 

白川勝信学芸員と、環境教育事務所Leaf・NPO法人これからの学びネットワークの河野宏樹さんのJOLA 2017の受賞をお祝いする祝賀会が開かれました。
西中国山地自然史研究会も、実行委員会の一員として、開催をお手伝いし、参加しましたので、報告します。
2017年3月27日(月)に、祝賀会があり、73名の方とともに、お二人の受賞の喜びを分かち合いました。
司会は、発起人でもありお二人の活動をよく知るよく知るNPO法人 INE OASAの堀田高広理事長です。
同じく発起人である西中国山地自然史研究会の近藤紘史理事長のあいさつにはじまり、JOLA事務局の和田徳之さんから、アワードの設立経緯や、趣旨について説明がありました。
お二人の活動を紹介する時間もあり、それぞれの活動や、その背景にある思いを聞くことができました。
北広島町長からの祝辞に続き、お二人をよく知るひろしま自然学校の志賀誠治さんから、乾杯のご発声があり、そのご挨拶の中で、「非日常ではない自然体験への取り組みが評価されたこと。
それが経済活動にも関わっていること」など、お二人の優れていた点、現在の自然体験活動で重要な点をお話されました。
4名の方から、温かいスピーチをいただき、ひろしまジン大学の平尾順平さんのリードで、お二人のこれまでとこれからを探るトークセッションが行われました。
祝賀会に参加している方はみなさん知り合いばかりではありません。
河野宏樹さんがプレゼンテーションで紹介されたスティーブ・ジョブズのスピーチの言葉「点と点をつなげる」ように、会場ではさかんに交流が行われました。
花束や歌の贈り物のあとは、広島大学の中越教授から、激励スピーチです。
お二人の受賞を喜び、これからのますますのご活躍を願い、祝賀会は閉会となりました。
白川さん、河野さん、受賞おめでとうございました。
これからも、フィールドでご一緒しましょう。

※3/29付けの中国新聞に祝賀会の記事が掲載されました。

【参加報告】緑のふるさと協力隊・地域おこし協力隊・集落支援員の活動報告(2017.2.24)

2017年2月24日(金)、緑のふるさと協力隊・地域おこし協力隊・集落支援員の活動報告(芸北地域)にスタッフが参加したので、報告します。

今年度から活動されている、緑のふるさと協力隊 北広島町と、北広島町 地域おこし協力隊、芸北地域の集落支援員の3名から活動報告が開催されました。
西中国山地自然史研究会では、ボランティアに来ていただいたり、イベントのスタッフとしてお手伝いをしていただいていたこともあり、楽しみに参加をしました。
会場には50名ほどの参加があり、みなさんの関心の高さがうかがえました。
また、手づくりおやつも準備されており、協力隊の心配りが嬉しかったです。

最初に町長から、「個性があり行動力がある二人には、明るさと元気をもらった。貴重な経験をしっかり報告してほしい。」というご挨拶がありました。

緑のふるさと協力隊山口隊員から、発表です。
「みなさんが聞きたいと思っていること全部答えます!」という始まりで、1年間の体験、感想、そして提案もあり、ハキハキと気持ちのよい発表でした。
農業、神楽、地域活動など75という活動数の中で、「協力隊でいた1年が数年分の経験と出会いがあった」「(芸北は)ふるさとよりも舞台だった」「若ものフィルターをとっぱらう視点がほしい」「芸北地域は芸北連合共和国って感じ」といった体験を通じての真摯な感想が、染み入りました。
ご自身の強みを活かし、作成した冊子「芸北神楽」「芸北料理修行」が各テーブルに置かれ、紹介されていましたが、芸北の文化・人・思いがしっかりとつまったものに仕上がっていて感動しました。

次の発表は 地域おこし協力隊吉田隊員です。
芸北での活動は2年目ということもあり、活動も多岐にわたっていました。今回は活動を深く報告するというよりも、そこから感じ取ったことを、フィードバックしてくださいました。
地域おこし協力隊の制度は、北広島町では1年目。活動する方も、支援する方も意欲を持ちながら、悩みながらの1年だったことでしょう。
地域の特産品作り、お試し住宅、大学生との連携など、分野や地域を越えてとりまとめをしたり、作業をしたりと奮闘の様子がわかりました。
「地域に縁を感じた人が担い手になりうる」「地域おこし協力隊は救世主ではない」「地域おこし協力隊はプレイヤーではなくサポーターととらえていただければうれしい」「住宅のインターネット環境の整備」など、暮らしの中からも見えてきたことを、忌憚のない意見として発表してくださいました。

お二人に共通することは、「芸北にきてよかった。関わった方々と出会えてよかった」ということでした。一方で「かけられる言葉に落ち込んだり、励まされたりした」や「苦しくなったら全国にいる仲間の存在が大きかった」といった共通点からは、受け入れる地域や組織でできることを考えないといけないなぁと強く感じました。
お二人それぞれの夢に向かっている様子がわかり、応援したいと感じました。

集落支援員の田中さんからも、協力隊の支援を含めたご自身の活動やその中で見えてきたことを、丁寧に説明してくださいました。
消滅集落という言葉が聞かれる今日、集落の維持や協働が課題であり、だれがどのように関わるのかという切実な悩みがある地域では、支援員の存在は大きなものになると感じました。

会場からは、「若者フィルターをとっぱらってほしいという真意は?」「地域の賑わいが大切というのはどういうことなのか?」「地域の若い世代とどんな交流をしたのか?」といった質問も出ました。

報告の内容は、参加者それぞれに「何か」を残したものとなったと思います。
この「何か」をきちんと把握して、地域の次につながるものにしていくのは、私たち住民や、受け入れをすすめる北広島町の役目です。

_MG_3332 _MG_3336 _MG_3341 _MG_3342 _MG_3344 _MG_3345 _MG_3346 _MG_3350 _MG_3353 _MG_3355 _MG_3361 _MG_3368 _MG_3369 _MG_3379 _MG_3382 _MG_3386 _MG_3393 _MG_3400 _MG_3403 _MG_3411 _MG_3414 _MG_3418 _MG_3421 _MG_3422

【活動報告】「2016年度未来につなぐふるさと基金」報告会@静岡県三島市(2017.2.17)

2017年2月17日(金)「2016年度未来につなぐふるさと基金」報告会が静岡県三島市で開催されましたので、報告します。

「未来につなぐふるさと基金」キヤノン マーケティング ジャパン(Canon Marketing Japan)が取り組む「生物多様性を育む社会づくりへの貢献」の活動の一つで、「子供たちの未来に、多様な生き物を育む美しくみどり豊かなふるさとを残すこと」を目的に、協働団体とともに広く生物多様性保全の重要性を伝えることを目指すものです。

この日は、2016年度の協働団体に選定していただいた5団体が集まり、互いの活動報告をする中で、成果について共有し、今後の活動に役立て、お互いに学び合い、「生物多様性の主流化」を実現するにはどうしたらよいかなどの意見交換を行いました。
このような機会を設けていただき、感謝いたします。

5団体から、10分づつ活動のプレゼンテーションが行われました。
協働団体の審査をされた古沢審査委員長をはじめ、日本自然保護協会(NACS-J)、キヤノンマーケティングジャパン、公益財団法人パブリックリソース財団のみなさまにも加わり、質疑も活発に行われました。
専門の分野からの「人の流れをどのように把握し、変えていきたいですか?」「これからの活動をどのように考えていますか?」といった質問を受けると、考えが言葉となって出てくることで、次の一手が見えてくるような機会でもありました。
進行の田口さん(パブリックリソース財団)からは、団体の強みをサポートしていただき、今まで知らなかったお互いの活動が身近なものになり、各地で取り組んでいる仲間が頼もしく思えました。
後ほどの懇親会でも、交流がかわされ「このフィールドに行ってみたいな」「この活動を応援したいな」と感じ、実際に語り合うと仲間が増えるという効果もあったように思います。
一番印象に残ったのは、日本自然保護協会の道家さんの「生物多様性の主流化について」の講演です。
主流化のためのアプローチを「保全心理学」から捉え、「生存本能」「感情」「思考」の3つのキーワードを示されました。 「生存本能」や「思考」だけでは届きにくいことを「感情」を使うとより届きやすくなることに根拠を見つけたようで、今やっている活動の中にも積極的に組み込んでいきたいと思いました。

次の日は、報告会・懇親会のコーディネートもしていただいた NPO法人 グラウンドワーク三島の現地視察です。
「グラウンドワーク」という市民・企業・行政が結集し、大きな活動の支援を担う役割として設立された組織力と、川のフィールドワークができるということで、とても楽しみに参加しました。
活動を支えるベテランの方にガイドしていただきながら、源兵衛川を歩きます。
取り組みについて、目の前にあるいきものや川、しくみづくりについて2時間たっぷりと話を聞かせていただきました。
象徴であるカワセミや、保全しているミシマバイカモもしっかり観察できました。
日常的に川が利用されていることに驚くとともに、活動の成果が反映されており、その中でも継続して作業されている方と出会えたり、現地でないと感じられないことから色々学びがありました。 グラウンドワーク三島のみなさんには、2日間受け入れていただき、ありがとうございました。

NPOの運営の苦労やこれからの展開を共有できたこと、支援いただける感謝、これらを自団体にしっかりと反映させながら、来年度もしっかりと活動していくことを改めて心に感じながら、帰路につきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

_MG_3217 のコピー _MG_3228 のコピー _MG_3231 のコピー _MG_3235 のコピー _MG_3240 のコピー _MG_3242 のコピー _MG_3254 のコピー _MG_3256 のコピー _MG_3263 のコピー _MG_3267 のコピー _MG_3270 のコピー _MG_3298 のコピー _MG_3299 のコピー _MG_3301 のコピー _MG_3303 のコピー _MG_3307 のコピー _MG_3310 のコピー _MG_3311 のコピー _MG_3321 のコピー _MG_3325 のコピー _MG_3329 のコピー