投稿者「スタッフ」のアーカイブ

【参加報告】NPO法人実務者研修

2016年3月7日(月)に、広島県庁で開かれた広島県・市NPO法人実務者研修に参加しました。 広島県の認証が約480法人、広島市認証が約380法人で県内では約860法人が立ち上がっているそうです。 今回の研修は約200の法人が参加しており、会場での人の多さにびっくりしました。 というのも、北広島町内ではわずかな数のNPO法人しかないため、仲間の多さに驚きました。 マイナンバー制度の概要と税務についてを実例を挙げながらわかりやすく講義いただきました。 マイナンバーの講義は一度北広島町商工会主催のものに参加していたので、実務上でどこで必要になるか、ということはわかっていたつもりでしたが、復習として確認できました。さらにもっと具体的な場面での使用方法も示されました。また実務者研修ということで、参加者のみなさんがメモをとりながら真剣に受講しており、NPO業務をしっかり支えているんだなぁという実感がわきました。 続いてNPO法人が提出する各種書類などについてのお話が担当者よりありました。

事業報告書の提出意義や、見落としてはいけない書類のポイントなどもしっかりと教えていただきました。
広島県内ではまだ5つしか認定NPO法人がいない、とのことでその制度の説明もあり、認定NPO法人に認証されると社会的な信用度や知名度についてアピールできるものなので、実務者の負担もあるが目指すことも検討してほしいとの考えも示されました。
一つずつのNPO法人がきちんとした運営、基準にそった会計をすることで、県内のNPO法人の信頼度もあがるとの言葉で締めくくられました。
広島法務局の職員からも、NPO法人の登記手続きの注意事項のお話もありました。
手順をきちんと踏み、社会の中で信頼されるNPO法人であり続けるための、実務的技術を学ぶことで意識も高まり意義ある研修となりました。

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【イベント報告】エコカフェ@豊平(2016.2.21)

お菓子を食べながら、和やかな雰囲気で、北広島町で始まっている「楽しくて豊かな活動」のお話を聞き、身近な自然や環境について考えるエコカフェの第3回目が、豊平にて開催されました。
小学生から大人まで、37名に来場していただき、エコカフェ@豊平の開店です!

今回の世話人は、「豊平両生爬虫類研究所」の奥山秀輝さんです。
「水田に学ぶ・食べる豊平小5年生」というタイトルで活動の事例が報告されました。
聞き手は、高原の自然館のしらかわハカセです。

みなさんお楽しみのお菓子は、豊平のお菓子職人「You-ichi」さんによる、「こめふわり」と「チョコレート」です。
大朝の米粉を使ったブッセはボリュームがあるのに口当たりが軽く、とても美味しかったです。またチョコレートもいくつか種類があり、テーブルの人と比べっこをしながら楽しくいただきました。

豊平小学校の授業の紹介ということで、地元の小学校の参加もあり、にぎやかな雰囲気の中で、奥山さんの話がスタートしました。
小学生は真剣に聞き入り、奥山さんからの質問にもしっかりと答えられる力がついており、会場の大人たちからは感心の声がたくさんあがりました。
いきものも住めるたんぼで作った「感謝の気モチ」のお米紹介CMが一番盛り上がりました。
奥山さんのこれからの野望として、このお米の販売にも力をいれたいとのことでした。授業から生まれたことが商品化され、地域内外に飛び出して行き、それがこどもたちへの教育となり、地域振興にもなるって素敵なことですね。

事例ふたつめは、「NPO法人INE OASA」の堀田高広さんから、「お蝶淵に集う・遊ぶ」というテーマでお話しを聞きました。
今や絶滅危惧種になった川ガキがどのように復活していくのか。こちらも小学生や地域とともに活動を始め、その様子を動画で紹介いただきました。こどもたちに加え、おとなたちの笑顔や笑い声が印象的なムービーでした。
他にも、地域資源を活用したイベントなども紹介していただく中で、「自然と人といい関係が作りたい」という堀田さんの言葉に、説得力を感じました。

最後に、活動発表をした奥山さん、堀田さんと、聞き手のしらかわハカセが意見を出し合う、放談会もありました。
ここでは農業といきものとの関わりや、お互いの取り組みの感想などがお話されました。
豊平会場では、今までの中で一番質問が多く出ました。

また豊平にお住まいで町の生物多様性審議会の委員である入澤さんには「地域の一員として、豊平小の授業を一緒に受けたい。地域のこどもたちにひとりでも農業や山の手入れをする仲間になってほしい。大朝の取り組みは発信力がすばらしい」という意見をいただきました。

「豊かな暮らしとは何か?」という質問に答える形でエコカフェは閉店しました。
生まれ育ったところで暮らし、今日のエコカフェでのような出会いがあり、たくさんのこどもたちと活動できることが豊かな暮らしだと思います、という堀田さんの言葉に、みなさん大きく頷いていました。

次回で最後となるエコカフェです。
大朝会場でお待ちしています。

豊平のお菓子職人You-ichi(ユーイチ)についてはこちら→http://you-ichi.com

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【イベント報告】エコカフェ@芸北

お菓子を食べながら、和やかな雰囲気で北広島町で始まっている「楽しくて豊かな活動」のお話を聞き、身近な自然や環境について考えるエコカフェの第2回目が、芸北にて開催されました。
この会場の世話人は、「芸北トレッキングガイドの会」の足利和英さんです。
『トレッキングをガイドする』というタイトルで活動の事例が報告されました。
聞き手は、1回目の千代田会場に続き、広島大学の近藤俊明ハカセです。
みなさんお楽しみのお菓子・お茶は地元川小田のおかあさんグループ「いろどり」さんによる、「甘酒」「あられ」です。どちらも地元産のお米を使ったてづくりのもで、温かみのあるなつかしいおやつは大好評でした。
足利ガイドさんのジョークの混じったガイドの活動報告は笑いもあり、質問もあり、「このガイドを受けてみたいな!」というような内容でした。
芸北の自然を守るだけでなく、活用することで芸北の自然の大切さが周知され、またこの自然を守ろう、という意識づけにつながっているなぁと感じました。
事例ふたつめは、豊平両生爬虫類研究所の奥山秀輝さんから、「水田に学ぶ・食べる豊平小5年生」というテーマでお話しを聞きました。
収穫にまつわる作業だけでなく、水田のいきものを学ぶことで、その大切さや人間といきもの、環境のつながりといった生物多様性について知識を得て、ふるさとを愛する人材に育って欲しいというねらいもあり、学校・地域・家庭が一体となっている授業の紹介でした。
そこに込められた思いや、学習のねらいを聞き、会場のみなさんも真剣に聞きいっていました。
お米のネーミングやコマーシャルについてはもっと知りたい、という声もありました。
会場からは「うちの田んぼも調べて欲しい」「ひよせについて聞きたい」など、質問なども相次ぎました。
活動発表をした足利さん、奥山さんと、聞き手の近藤ハカセに加え、高原の自然館のしらかわハカセも登場した放談会も最後にありました。
ここでは各地域で活発な活動が継続され、よりよい取り組みになるような工夫や意気込みも語られ、今回のエコカフェ@芸北も閉店となりました。
会場に問いかけると、芸北地域の方が6割くらい。残り4割は千代田・大朝・豊平に加え、町外からの来場者も。
とても嬉しいことです。
次回は豊平会場でお待ちしています。

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【イベント報告】エコカフェ@千代田

お菓子を食べながら、和やかな雰囲気で北広島町で始まっている「楽しくて豊かな活動」のお話を聞き、身近な自然や環境について考えるエコカフェの第一回目が、千代田にて開催されました。

この会場の世話人は、「里山まなぶ会」の宮本良朗さんです。
『南方の里山に集う・遊ぶ』というタイトルで活動の事例を聞き、私たちにもできることを考えました。
聞き手は、広島大学の近藤俊明ハカセです。
そして、それぞれの作り手からお菓子・お茶の紹介。味わいのある和みたっぷりなおやつでした。

最初に宮本さんのお話を聞くと、とにかく「自分たちでやってみる」「仲間をどんどん集める」「楽しむ」と、できそうでできないことを、簡単そうに、そして心から楽しんで活動されている様子がうかがえました。
本格的な木の伐採もあれば、子供もお手伝いできるピザ作りなど、「里山のめぐみ」をあらゆる方向から手に入れています。
その様子を聞きながら、会場からも「竹のチップってどんなものかみて見たい!」「活動をお手伝いするにはどうしたらいいのか?」といった質問も飛び出しました。

続いて、芸北の取り組み「芸北トレッキングガイドの会」の紹介を、ガイドの足利さんがユニークな話術でお話くださいました。
ガイドするときのコツや、芸北ならではの自然の紹介、ガイドとしての夢など、芸北の自然資源をめいいっぱい使い、自らが楽しんで活動している様子がとてもよく伝わってきました。
「ササユリが咲かなくなったのはなぜか?」「人面石ってほんもの?」などこちらも会場から質問が出ました。

休憩をはさみ、最後に放談会です。
活動発表をした宮本さん、足利さん、聞き手の近藤ハカセに加え、高原の自然館のしらかわハカセが登場。
2つの活動について、「自分の地域にはないおもしろさ」「活動がうらやましいというより、一緒にやりたい」「里山を使った活動がそこここにひろがればいい」といった意見が出されました。

会場の参加者と、発表者の距離がぐっと近くなり、リラックスしながら、北広島町の自然やまちづくりについて意見が出し合えたように感じました。
また「草刈りが重労働」「米作りの担い手がいない」「獣害対策について」など、みなさんが日々課題に感じている事柄が浮かび上がりました。

自分たちができる範囲で楽しみながらアクティブに活動されている「里山まなぶ会」の方をお手本に、そして仲間に入れてもらいながら「楽しくて豊かな活動」にトライしていきたいと思います。
「また来たいね」「次は友達を誘ってこよう」「あーおもしろかった」といいながら帰られる参加者の方の声を聞くことができました。
次回は芸北会場でお待ちしています。

※里山まなぶ会の活動はこちら→よしろう農園 _MG_4551 _MG_4563 _MG_4570 _MG_4577 _MG_4581 _MG_4592 _MG_4632 _MG_4636 _MG_4668 _MG_4687 _MG_4696 _MG_4714 _MG_4720 _MG_4727 _MG_4728 IMG_8246

高原の自然館は雪の中。

雪がたくさん降ったので、高原の自然館の様子を見に行きました。
予想通り、雪で覆われた姿。
手前の道路脇のラインが腰以上あります。
とても静かで八幡らしい冬の景色でした。

2016.2.26
※自然館の前までは除雪がされていますが、千町原〜霧ヶ谷湿原ラインは雪のため入れません。危険ですので、不用意に進入されませんようご注意下さい。