投稿者「スタッフ」のアーカイブ

【参加者募集】インターンシップ2017報告会

日時:2018年3月8日(木)10:00~12:00
場所:北広島町役場芸北支所2階 会議室
内容:2017年4月より、芸北にて西中国山地自然史研究会のインターンシップに取り組んだ3名の活動報告会を開催します。
どなたでもお気軽にご参加ください。
お問い合わせ:
NPO法人西中国山地自然史研究会
電話:080-6334-8601 メール:staff@shizenkan.info

 

氷点下の朝(2018.2.8)

今シーズン一番の冷え込みだった今朝の八幡は、雪も空気もきゅっとひきしまり、寒いより痛いような感覚でした。
朝7時は、氷点下18℃でした。
いつもなら八幡を見渡せる場所も、雪壁です。
ドライフラワーのようなノリウツギは、オブジェのよう。

日が昇り、少しずつ空がうつろいます。

【参加者募集】エコカフェ2017を開催します

【お知らせ】エコカフェ2017を開催します

冬のお楽しみ、森里川を食べる・遊ぶ・楽しむ!エコカフェを開催します。

▶エコカフェとは
私たちのふる里 北広島町は、森や川の豊かな恵みを受けとりながら作られた美しい里地でした。 社会や生活が変わったことで「ササユリが減った」「魚が減った」「シカが増えた」など、身近な自然の 変化が実感されています。一方で、新しい方法で、ふる里の自然を遊び、楽しむ人たちが増えてきました。 「エコ・カフェ」では、町内で始まっている「楽しくて豊かな活動」について話しをしていただきます。 森も川も、上手に使うことが生態系や美しい景観を育みます。肩肘を張らずに、お茶を飲みながら、 ゆったりとした雰囲気で、ふる里を守る工夫を多くの方と共有したいと思います。

▶日程
※いずれも定員40名。各会場とも事前予約をしてください。
●2月10日(土)14:00〜16:00:豊平公民館『お寺が地域の拠点になる』
出演:淨謙恭子・朝枝真夕美・志賀誠治・新中達也
●2月24日(土)14:00〜16:00:千代田中央公民館 『リユースの一歩先に』
出演:倉升章子・岩崎奈穂・山場淳史・新中達也
●2月25日(日)14:00〜16:00:大朝保健センター 『地域の宝を掘り起こす』
出演:朝枝真夕美・蔵升章子・白川勝信・新中達也
▶参加費
500円(お茶とお菓子つき)
▶問い合わせ
認定 NPO 法人 西中国山地自然史研究会 ☎080-6334-8601 staff@shizenkan.info

【ごあいさつ】2018年を迎えました

あけましておめでとうございます。
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

年末年始は雪も少なく、穏やかなお天気の八幡高原でした。
私たちは、今年も西中国山地の自然環境を守り、活用し、持続可能な地域社会の実現に向けて、活動を続けます。
2018年もどうぞよろしくお願いします。

西中国山地自然史研究会のイベント情報はこちらから↓
http://npo.shizenkan.info/?post_type=tribe_events&tribe_event_display=list

 

【活動報告】「支所カフェ〜モロッコでみたこと・かんじたこと〜」(2017.12.26)

芸北で研究をされていた大西舞さんが、大学院卒業後JICAの青年海外協力隊としてモロッコ王国に派遣され、環境教育のボランティアに2年間取り組まれ、帰国されましたので、お話を聞かせていただきました。
大西さんをよく知っている人から、はじめましての方まで、参加者14名で支所カフェはスタートしました。
異文化・「インシャーラーとマシムシュキル」「水の大切さ」という三つの視点でのお話となりました。
モロッコ王国について、気候や国民性、暮らしなど写真や質問を交えて教えていただきました。
衣食住と紹介がありましたが、一番わかりやすかったのは「衣」です。実際に大西さんが着て登場され、また参加者にも女性用のジェラバという民族衣装を貸していただきました。刺繍の美しさや、肌を隠すための長さある丈など、お話と合わせて聞くと興味が高まります。
また思った以上の気温(最高は50度!)にもびっくりでした。
JICAボランティアとは、「自分の持っている技術・知識や経験を開発途上国の人々のために生かしたい」という強い意欲を持つ20〜39歳の方が応募できるものだそうで、大西さんは「環境教育」という分野での挑戦でした。モロッコに行ってみると、色々な経由があり「子どもの障害者支援」の仕事からスタートしたそうです。苦労されたのは、言葉でのコミュニケーションで、研修で勉強をしていったフランス語ではなくアラビア語やベルベル語などを使われたそうです。
また、廃材をつかった教材の開発では、学校の先生にとても感謝されたそうで、「「舞が来てくれたおかげで多様な価値観を学んだ」という印象的なやりとりを聞きました。「ものや技術などやり方を持ち込んだのではなく、考え方が伝えられた」と聞き手の白川学芸員が高く評価していました。
また、大西さんより「インシャーラー」という言葉を教えていただきました。「神様の御心のままに」という意味で、特別なことばではなく日常的なもので、最初は魔法のような言葉だな、と感じましたが、最後に大西さんが話してくれた「モロッコに行って自分がどう変わったか?」の答えでわかりました。
イスラム教が優しい宗教だとわかり、モロッコ人の優しさや大らかさを体験で得て、「インシャーラー」「マシムシュキル」(問題ないよ)という言葉が響いたそうです。
「歓迎してくれるあたたかな人柄」といった芸北とモロッコの共通点もあったようです。
「芸北での研究がモロッコで役に立ちましたか?」という質問に対しては、「芸北の人たちのように地域に愛着をもってもらう、という方向性でボランティア活動にのぞむことができた」という答えをいただきました。
「水の大切さ」については、以前オーストラリアの報告会をしてくれた北広島町地域おこし協力隊の山口さんからも同じことを聞いた記憶があります。
世界的にみると日本は恵まれた環境にあるのだなぁと感じます。
異文化に触れ体験を聞くことで、視野が広がる時間となりました。
大西さんは、春からまたモロッコへ旅立たれるそうです。ご活躍を願っています。