投稿者「スタッフ」のアーカイブ

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.29(2021.7.20)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度3回目の開催となった7月20日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは千代田で農業を営まれている島筒洋二郎さんです。
マラソンが趣味で、各地のマラソン大会に出たり、兵庫から広島へ帰省するのに走って帰るような生粋のランナーです。
学生時代は仕事のイメージを持てず過ごし、コンピュータ関係を学び、兵庫の会社へ就職しました。やりたくて入った仕事ではなく、8時間ずっーとパソコンの前でやる仕事でしんどかったが、同僚に恵まれて、土日のサッカーやマラソンや飲み会を楽しみに、日々を乗り越えておられたそうです。
13年勤めていた会社をやめたのは、自分の仕事に自信がもてなかったこと、ずっとパソコンの前でやる仕事に疑問を抱いたためで、農業をしようと思ってではなかったそうです。
ですが、仕事をやめて、家業の農業を継ぎ、5年が経ちました。
島筒さんは、仕事とは、失敗と達成を繰り返し、レベルアップして成長していくものだという理想があったそうです。実際、社会人を経験するとそうではなく、農業経営でも、理想とのギャップにストレスを感じていたそうです。
そんな中、趣味のマラソンを続けるうちにマラソンと仕事の共通点に気付いたそうです。
「他人と比べる必要はない」
「やる気はやってはじめて出る」
やる前は、走るのがめんどくさくても、走り出したらやる気がでてくる。仕事もマラソンもやり始めることで、やる気が出る!!とランナーらしいメッセージを届けてくれました。
(芸北分校魅力化コーディネーター:前田なっちぇ)

今日から夏休み!(2021.7.21)

快晴でも風がある八幡高原です。
本日より、地域の学校では夏休みに入りました。
高原の自然館のご近所小学生が、自転車に乗って遊びにきてくれました。

水槽の手入れや餌やりの手伝い、いきもの掲示板への記入も。

夏休みならではの楽しみ方をしてもらえたら嬉しいです

 

【お知らせ】芸北分校における高校魅力化コーディネーター着任(2021.7.16)

広島県立加計高校芸北分校における高校魅力化コーディネーターに、なっちぇこと前田奈津枝さんが着任しました。
NPO法人西中国山地自然史研究会所属として、芸北支所・芸北分校・NPOなどが構成する魅力化チームで、事業に取り組みます。
コーディネーターは、地域と学校のつなぎ役として
・「みのり学習」の支援
・キャリア朝会の調整・支援
・地域と関わる教科の支援
・魅力化に関わる会議の設定や調整
・取り組みの情報発信
を担当します。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。

【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.28(2021.6.29)

 西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートさせていただいています。
今年度第1回開催となった6月29日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
 今回のセンパイは「 一般社団法人 地域商社あきおおた」の後藤大作さんです。
 後藤さんは、山県郡安芸太田町の地域商社あきおおたで、安芸太田町での1日の過ごし方の提や、 学生さんと商品開発をされたりしています。
今回は、「年齢、国籍に関わらず、どんなことからも教わることがあるので、みんなと同じ目線で話をしたい」と後藤さんの提案で、後藤さんも含めて、全員が一つの丸い円になって、お話を聞きました。
 高校時代は、サッカーばかりしていて、将来のことは何も考えていなかったという後藤さん。
大学では、真面目に勉強しようと考え、少年犯罪、スクールカースト、心理学、経済学など興味のある分野だけを1番前の席で受講する日々を送っていたそう。
その中で、犯罪を取り締まっているのはどんな人か興味が湧き、警察官を志します。
大学卒業後、すぐには警察官にならず、民間でどういう人が働いているか見ようと、ホームセンターのジュンテンドーに就職。4年後に警察官になります。
あえて、犯罪発生件数の多い大阪を選んで警察官になり、充実した日々を送っていたそうですが、結婚し、子どもの誕生を機に田舎で子どもを育てる発想が浮上。
迷った末、田舎で生活する「楽しさ」というシンプルな指針で田舎に移住することを決めたそうです。移住してみて、子どもがスクスク育ち、とても良かったそうです。
 後藤さんが、迷った時の3つの判断基準を教えてくれました。
1.どっちが楽しいか
2.どっちがみんなが喜ぶか
3.手に負えないことをやる
シンプルだけど、指針を持つことで、自分が選んだことだと我慢もできるし、今の自分にできないと思うような手に負えない大きな決断も、いつの間にか当たり前にできるようになるという視点で、自分の決断に自信を持つようにしているのだそうです。
「シンプルな指針」という、高校生のこれからの進路決定の際に使えそうな秘訣を教えていただきました。
(前田なっちぇ)