ハカセのオシゴト」タグアーカイブ

実験開始

本日,しらかわハカセが,ある実験を開始しました.

自然館の裏手にある人工湿地の一部を掘り,繁茂しているコケを取り除きました.
穴の深さは2段階になっています.

左側は,コケの生きている部分だけを取り除いています.
茶色になっているものは,コケの死んだ部分です.

右側は,左側より深く取り除き,泥炭(でいたん)になりかけている層までみることができます,
周囲から染み出た水が溜まっています.
ここからどのように変化していくのか,という実験です.
元の環境に戻るのか,あるいは違う環境になっていくのでしょうか.
                             ありみつ

芸北ことぶき大学開講式にて

5月28日(火),芸北文化ホールにて,しらかわハカセの講演会がありました.
「伝えたいいのちの輝きーかけがえのない芸北の自然を守るー」と題した1時間のお話,
内容は,地域の自然からCOP10と多岐に渡り,今ある自然の貴重さ,そしてひとが関わることの大切さがとってもよくわかった講演会でした.
サツキマスやササユリなどなじみの生き物の写真が出ると「あ,みたことあるある」「うちにもあるよー」といった声も聞かれ,芸北には豊かな自然が身近にあることを感じさせてくれました.
北広島町が策定した“北広島町生物多様性に関する条例”に関するお話では「町民の豊かな生活のために,町民自身が提案ができる」という説明があり,自分たちが,現状を知り未来へいのちをつないでいく役割を担っていることに身が引き締まる思いでした.
雲月山の山焼き再開の紹介で,取材を受けたテレビ放送の一部を見ました.
地元の方,ボランティアの方の気持ちがひとつになって,地域の自然と文化を守るため活動しているシーンをみると,胸があつくなりました.
(来年こそ山焼き!とも思いました・・)
「生物多様性」とはたくさんの自然が息づいていること,と知りました.
かけがえのない自然を守るために,どんなことができるのか.
毎日の暮らしの中で見つけていくことができたらいいなと思いました.

以上,こうのレポートでした.

芸北学講座〜湿原編〜

2月24日,満を持して,白川ハカセによる「芸北学講座」が開かれました.
受講生は芸北トレッキングガイドのメンバーです.
第一回目は要望の多かった「湿原」がテーマです.

どんなお話が聞けるのか??わくわく☆

湿地と湿原の違いって・・・?なるほどなるほど☆

湿地は全国にあるって.
北から南まで,ハカセの写真を見ながら説明.湿地の旅にでた気分♪


時には図説も交えて,わかりやすく講義.
「氷河期からの遺存種って?」「八幡湿原と釧路湿原の違いって?」「中間湿原ってなんだ?」というみなさんの疑問に丁寧に答えてもらいました.
湿原の成り立ちや重要性を学ぶことのできた大変貴重な講座でした.
次は「ブナ林」!
受講生のみなさんはとっても楽しみにしている様子でした.
以上こうのレポートでした☆

八幡小学校クロカンツアー

2月になりました.
相変わらずの大雪です.
2月10日(木),毎年恒例の八幡小学校のクロカンツアーが開催されました.
小学校,地域の方,保護者が参加しての八幡ならではのイベントです.
しらかわハカセ道案内と観察担当,郵便局の下野さんがクロスカントリースキーの滑り方担当でカキツバタの里〜おーいの丘までを児童9名,先生7名,保護者3名,八幡のおじいちゃん1名で出発しました.

【最初の会】

【準備体操もしっかりと!】

【下野先生の滑りに習っていざ!】

【動物の足跡発見!タヌキかな!?】

【足跡についてハカセ解説中.こどもたちは興味津々の表情】

【みんながぐるりととりかこむこの場所は!?・・・なんと牧野富太郎博士の句碑がすっぽり雪に埋もれていました!!】

【いつもなら見上げるだけのヤドリギも雪のおかげでじっくり観察】

【千町原のヤマナラシにも近づいてご挨拶】

【ツアー途中で見た苅尾.やっぱりいい山だ.】

【おーいの丘に到着.おやつをたべたり,滑りまくったり.もちろん「おーい」コールも全員で.】

【子どもたちはあっと言う間に丘の下へ.】
帰りは山沿いの林間コースへ.
2時間のツアーでしたが,しらかわハカセの「ためになる」「おもしろい」を聞いてわくわくしている子どもたちの様子が印象的でした.
そしてとにかく雪原をあっちこっちと滑りまくっている様子もほほえましいものでした.
下野先生には「板に片方づつ体重をかけながら滑ってみたらいいですよ〜」と教えていただきました.なのにフラットな所でもすってんころりんとまくれて(転んで)しまったこうのレポートでした.来年は転ばずに滑れるようにがんばるぞ〜!!

北広島町成人式

本日1月9日は北広島町の成人式でした。
成人式を迎えられたみなさま、おめでとうございます。
北広島町の成人式は一般参加もOKということで、参加させていただきました。
会場は、晴れの日ならではの華やかなムードに包まれていました。
第一部は式典でした。
町長の挨拶にはじまり、祝辞等がありました。
謝辞はとても姿勢が良くきびきびとした動きが印象的な新成人から。
「創造していく」ということばが心に残りました。

第二部は「20歳のメッセージ」。
「ゆとり世代」と言われることのもどかしい気持ちを、新成人の方が発表。
緊張した面持ちながら、しっかりとお話しされていました。

そして第三部。
「ふる里の宝」と題された講演。
講演者はこの方、高原の自然館学芸員のしらかわハカセです。

北広島をふるさとに持つ新成人への熱いメッセージが込められた40分でした。
なんといっても話のテンポが絶妙で、まじめな内容なのに楽しい、そしてためになる内容!
魅力たっぷりの北広島の自然の紹介がありつつ、環境の保全の重要性や、文化を守る大切さを感じられたのではないでしょうか?
そして、たくさんの素晴しい人たちの住む北広島町。
改めて、北広島っていいところだなぁとしみじみ思いました。
ふるさとを大切にする気持ち、そして次世代に伝えていくこと。
新成人の方が大人になった節目の今日。
とてもあたたかい、いい式に参加させていただきました。
大きな夢をもって、輝かしい未来を自分たちの手でつかみ取っていただきたいと思います。
以上、こうのレポートでした。
若いって、いいね!!