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SAVE JAPAN プロジェクト-モリアオガエル観察会-のご案内

6月15日に開催される,モリアオガエル観察会についてご案内します.

今年はSAVE JAPAN プロジェクトの支援を受けての実施となります.
定員に若干の空きがありますので,お申し込みはお早めに.

今後も観察会が予定されていますので,詳細は以下のURLをご覧ください.
http://savejapan-pj.net/sj2014/event/chugoku.html

モリアオガエル観察会チラシ2

【イベント案内】霧ヶ谷湿原の植生調査(夏)

  • 開催日時:2014年6月22日(日) 9:30
  • 集合場所:高原の自然館
  • 講師:大竹邦暁・佐久間智子・白川勝信・和田秀次
  • 準備:作業セット
  • 定員数:30名
  • 参加費:無料

毎年,夏と秋に行っている植生調査です.1m×1mの中に,どんな植物が,どの程度生息しているかを,講師の先生と一緒に,調査します.計測係,記入係などを分担して行いますので,初心者の方でも気軽に参加できます.霧ヶ谷湿原の植物を,いつもとは変わった視点で見てみましょう.

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【イベント案内】モリアオガエル観察会

  • 開催日時:2014年6月15日(日) 9:30
  • 集合場所:原東生活改善センター
  • 講師:内藤順一
  • 準備:基本セット,長靴,あれば双眼鏡
  • 定員数:30名
  • 参加費:無料
  • ※今回はSAVEJAPANの支援を受けて実施します.

北広島町では,最大の生息地である上石地区の農業用溜め池で,モリアオガエルを観察します.普段は姿を見ることが難しいモリアオガエルですが,産卵の時期になると,溜め池に集まった姿を目の前で見ることができます.産卵中の個体も確認できるかもしれません.雨具や長靴をご用意ください.

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【イベント案内】龍頭山の野鳥観察会

  • 開催日時:2014年6月7日(土) 6:00
  • 集合場所:道の駅 豊平どんぐり村
  • 講師:上野吉雄
  • 準備:基本セット,双眼鏡,あればフィールドスコープ
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

豊平地区にある龍頭山で野鳥観察を行います.早朝の山や麓の溜め池をゆっくりと歩きながら,カラ類やメジロ,イカルやクロツグミなどの鳴き声や姿を観察しましょう.アカショウビンやカワセミなどの姿も見られるかもしれません.

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挑戦科に挑戦!【芸北トレッキングガイドの会】

今日は芸北トレッキングガイドの会の研修で、ガイド5名と新人1名の計6名が、芸北中学校一年生の挑戦科の授業に参加させていただきました。
本年度から文部科学省の指定を受け、芸北小・中学校では「挑戦科」という新しい学習がスタートしました。これは日本中どこにもない、芸北オリジナルの学びだそうです。この科では、「自律して生きる力をつける」ことが目的とされ、社会をたくましく生きる基礎を作りたい、と学校からの説明がありました。
小一から中三まで、独自のプログラムが準備されています。
ただ学校の中での授業ではなく、地域ぐるみで、体験活動の講師や安全面での見守りを行なうことも特長の一つです。
中一の活動のひとつは「めざせ!芸北ジュニアトレッキングガイド」です。
まずはトレッキングガイドについて知り、ガイド検定を受け、実際に小学生の遠足や一般向けのガイドに同行し、ガイドを行なう、というのが大きな流れです。
今日は、「芸北ジュニアトレッキングガイド検定試験」があるとのことで、私たちガイドも授業を聞き、検定も受験しました。

☆ガイドさんによる自己紹介の様子☆IMG_2567

先生は、しらかわハカセ(高原の自然館学芸員)です。「ガイドさんってどんな人?」という質問から始まったグループワークで、楽しく学びがスタート。

・道案内をする人
・植物などの知識がある人
・やさしそうな人
・いつも笑顔な人
・安心安全を届けられる人・・・・

などたくさんの回答があがりました。

これらをガイドする時に必要な「意識・知識・技術」という3つのカテゴリに、しらかわハカセが分けていきます。
意識や知識が必要なことが多いんだろうなぁという予想に反し、技術でまかなうことができるという解説に、驚きました。また「意識も技術も必要」といった「総合力」の必要性には大きく納得しました。これぞ、挑戦科の成果ではないか、という感想も持ちました。

また、ガイド(案内人)とはどんな仕事か?という話から発展し、インタープリター(自然の中でおこっていることを通訳する人)という概念、レンジャー(保護官)・キュレーター(学芸員)といった社会で重要な役割を果たす職業についてのお話も貴重でした。

次に実際ガイドをする時のテクニックや心がまえを聞きます。
中学生はしらかわハカセの説明に熱心に耳を傾け、メモをとり、姿勢よく授業を受けていた事が印象的でした。

・ガイドにとって一番重要なことは、安全・安心を優先する
・自信を持って挑むには、下見や予習が必要
・時には沈黙も効果的であること・・・

などなど多岐にわたるレクチャーでした。

☆しらかわハカセによるレクチャーの様子☆IMG_2569

いよいよ検定試験!
緊張の面持ちで、挑みます。
この問題は先生方が作ったそうですが、ガイドさんたちも悩み悩み書き込んでいました。

☆検定試験にドキドキ☆IMG_2579

その後答え合わせをしつつグループワーク。
ガイドさんと生徒との交流もしながら、わいわいと楽しい時間でした。
この検定を通じて、自分なりのガイド像が見えてきたのではないでしょうか?

みっちり4時間の授業でしたが、自分で考え、学び、一歩づつ芸北ジュニアトレッキングガイドに近づいていく姿は、たのもしくもあり、負けていられないなーという気持ちになりました。

☆班ごとに答え合わせ☆IMG_2585

経験や知識を惜しみなく、そして難しいことをわかりやすく伝えてくれたしらかわハカセの授業は、価値があり、有益なものでした。
芸北のすばらしさを、自分なりに体現できる子供が育成されることを切に願います。
芸北トレッキングガイドの会のメンバーも、中学生の姿に刺激を受け、これからの活動にも力が入る事でしょう。
とてもよい挑戦科の授業でした。