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【イベント案内】霧ヶ谷湿原 夏のいきもの観察会

霧ヶ谷湿原 夏のいきもの観察会

  • 開催日時:2015年7月5日(日) 9:30
  • 集合場所:高原の自然館
  • 講師:岩見潤治・大竹邦暁・内藤順一・松田賢・和田秀次
  • 準備:基本セット
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

夏の霧ヶ谷湿原を歩きながら,いきもの達を観察しましょう.ハンカイソウやオカトラノオ,ヒメシジミやヒロシマサナエなど,花の名前の由来や,昆虫と植物の関わりなどについて,専門の先生から解説いただきます.昆虫を観察するためのかごをご用意ください.

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【イベント案内】霧ヶ谷湿原の植生調査(夏)

霧ヶ谷湿原の植生調査(夏)

  • 開催日時:2015年6月21日(日) :0
  • 集合場所:高原の自然館
  • 講師:
  • 準備:作業セット
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

毎年,夏と秋に行っている植生調査です.1m×1mの中に,どんな植物が,どの程度生息しているかを,講師の先生と一緒に,調査します.計測係,記入係などを分担して行いますので,初心者の方でも気軽に参加できます.霧ヶ谷湿原の植物を,いつもとは変わった視点で見てみましょう.

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【イベント報告】カスミサンショウウオの産卵調査

  • 開催日時:2015年4月29日(水) 9:30
  • 講師:内藤順一

今年も霧ヶ谷湿原において,カスミサンショウウオの産卵調査が行われました.かつて湿原であった場所が牧場造成工事によって乾燥し,その後八幡湿原自然再生事業によって導水路が設置され,湿原が再生されつつあるのが現在の霧ヶ谷湿原です.去年は成体も観察されたということで,今年はどうかと半ば期待に胸を躍らせながらの調査を開始しました.
まずは高原の自然館の展示コーナーで,講師の内藤先生にサンショウウオの種類や生態について解説していただきました.展示コーナーには様々な標本や分布図が展示されているので,目で確認しながらの解説はとてもわかりやすく,勉強になりました.
今回の調査は,カスミサンショウウオを中心に行います.北広島町で見られる他のサンショウウオは渓流など水の流れがある場所に産卵するのに対し,カスミサンショウウオだけは湿地や湿原に卵を産み,幼生もそこで育ちます.親は通常,湿原周辺の山林に生息し,産卵の時期になると湿原にやってくるそうです.湿原が無くなればカスミサンショウウオが卵を産める場所もなくなってしまうので,彼らにとって湿原は本当に大切な場所なのです.霧ヶ谷湿原も,湿地化が進み,産卵場所も少しずつ増えてきているそうです.
館内でレクチャーを終えたあと,内藤先生の班と,白川学芸員の班に分かれていざ出発!天気も良く,気温も暖かで風もなく,絶好の調査日和です.調査現場では内藤先生から,水際での調査の方法を初めての参加者にもわかりやすく教えて頂き,調査を開始しました.「イヌツゲがある場所で見つかりやすい」「流れがあるところよりも,流れがないところに卵がある」などのアドバイスを頂き,ぬかるみに格闘しながら探し始めました.しばらくすると,あちこちで「おったー!!」「こっちもあったよー!!」「これ大きいわ!」という歓声があがり,最初は怖がっていた参加者も,いつの間にか率先して湿原に手を突っ込んで卵塊を探しているという,うれしい光景も見られました.今回参加最年少のお子さんも,自力で卵塊を発見することが出来,とても満足気な笑みを見せてくれていました.私たちの班が見つけたものは,尾芽胚中期から尾芽胚後期のカスミサンショウウオの卵塊がたくさんとアマガエル一匹で,残念ながら成体は見つけることができませんでした.もう一つの班は,カスミサンショウウオとヤマアカガエルの卵塊,ヤマアカガエルの成体,オオコオイムシを見つけたそうです.カスミサンショウウオの成体は,今年は両班とも空振り.来年の調査に期待です.
この調査では,参加者が専門家と一緒に調査をすることで,広範囲を調べることができます.なおかつカスミサンショウウオをはじめとした湿地帯に生息する生きものの生態や生息状況を確認できることで,多くの方々に生物多様性の重要性を実感していただける大切な場になっていると思います.各地で湿原の面積の減少が進む中,少しでも湿原の生きものや彼らを取り巻く生息環境の現状について興味を持っていただければと思います.
今年の調査は本当に天候も良く,皆さんに楽しんでいただけたのではないでしょうか?来年も良い天気でありますよーに!!(まえだふさ)

みなさんの印象に残った物

「やっと卵を見つけることができました。」「卵でなく、えらがある状態を見れた。」「卵を見つけたことです。」「見つけることができず残念。」「長靴半分まで埋もれて、ズコッと抜けた時のふしぎな感覚。
もしかして何か卵をつぶしていないか不安になったこと。」「たまごがとれよかった。」「先生の説明、たまごを見つけたこと。」「たまごを見つけた時の子供の笑顔」「たまごを見つけたこと。」「たまごをみつけたこと」「サンショウウオのたまごが見れたこと。」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「楽しかったです。」「一つも見つけれなかった。」「楽しかったです。また参加させてください。」「とても楽しかった。」「なかなか見つからなくて、昨年のアドバイスを思い出しながら見つけることができてよかった。」「つぎもいきたい。」「楽しかったです。また参加したいです。」「貴重な体験でした。」「気持ち悪いと思っていたが、見つけると楽しくなってきました。」「すごくたのしかった。」「湿原に来ることがないので面白かったです。」

具体的に

「質問にこたえていただきためになりました。」「とてもわかりやすくてよかった。」「先生の説明が上手。やさしい。」

自由記入

「来年はもっとたくさん見つかるといいですね。」「次は母より見つけたいです。」「ありがとうございました。」「楽しかったです。」

写真

自然館の中で、サンショウウオについて説明する内藤先生と、真剣に聞き入る参加者さんたち。
自然館の中で、サンショウウオについて説明する内藤先生と、真剣に聞き入る参加者さんたち。調査現場に出発!
調査現場に出発!先生から説明を受けて、さあ調査開始。ちゃんと卵塊を見つけられるかな?
先生から説明を受けて、さあ調査開始。ちゃんと卵塊を見つけられるかな?カスミサンショウウオの卵塊を発見しました。
カスミサンショウウオの卵塊を発見しました。興味津々で卵塊を見つめる参加者の皆さん。
興味津々で卵塊を見つめる参加者の皆さん。泥も気にせず、みんなで一生懸命探します。
泥も気にせず、みんなで一生懸命探します。きちんと成果も発表できました。
きちんと成果も発表できました。

【イベント案内】カスミサンショウウオの産卵調査

【イベント案内】カスミサンショウウオの産卵調査

  • 開催日時:2015年4月29日(水) 9:30
  • 集合場所:高原の自然館
  • 講師:内藤順一
  • 準備:基本セット,長靴
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

自然再生事業が進められている霧ヶ谷湿原で,カスミサンショウウオの産卵状況を調査します.産卵場所や,卵塊の数を記録することで,湿原の回復状況の目安にできます.運が良ければ,卵塊を守る成体が見られるかも?湿原での調査となりますので,長ぐつをご用意ください.

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