2013年度」タグアーカイブ

【イベント案内】湿原の昆虫観察会

  • 開催日時:2013年6月22日(土) 9:30
  • 集合場所:高原の自然館
  • 講師:岩見潤治・松田賢
  • 準備:基本セット・虫かご・網
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

霧ヶ谷湿原の木道を歩き,そこで見つけた昆虫の観察会を行います.昆虫の名前はもちろん,生活史や生態など専門家の先生から詳しい解説があります.また植物と昆虫の関係のお話や,新しいいきものとの出会いもあるかもしれません.採集・観察するための網やかごをお持ちください.

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【イベント案内】モリアオガエル観察会

  • 開催日時:2013年6月15日(土) 9:30
  • 集合場所:原東生活改善センター(元志路原小学校跡)
  • 講師:内藤順一
  • 準備:基本セット,双眼鏡(自然館でも用意します),雨具
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

「損保ジャパン」の後援により,今年は北広島町豊平の上石地区で行います.北広島町の中で,最大の生息地である上石地区の農業用ため池では,毎年,150~200個の卵塊が確認されています.なかなか見ることができないモリアオガエルですが,メスや卵塊は目の前で見ることができます.運が良かったら,産卵中の個体も観察することができるかもしれませんよ.

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【イベント案内】龍頭山の野鳥観察会

  • 開催日時:2013年6月9日(日) 6:00
  • 集合場所:豊平どんぐり村
  • 講師:上野吉雄
  • 準備:双眼鏡,あればフィールドスコープ
  • 定員数:30名
  • 参加費:
    • 一般=300円
    • 賛助会員=100円
    • 正会員・中学生以下=無料

豊平地区にある龍頭山で野鳥観察をします.キビタキ・センダイムシクイ・クロツグミなどの夏鳥や,コゲラ・シジュウカラなどの留鳥を観察します.運が良ければアカショウビン,サンコウチョウなどの姿も見られるかも.また,センダイムシクイやコサメビタキなど,里山にやってくる夏鳥に出会えることもあります.

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【イベント報告】初心者のための登山教室〜高岳に登ろう〜

  • 開催日時:2013年6月2日(日) 10:00
  • 講師:

 ひろしま「山の日」県民の集いの八幡高原会場で,初心者のための登山教室が行われました.霧雨が降る中,21名の参加者が山麓庵に集合して,今回の講師をされる日本山岳会のメンバーの紹介や日程のお話がありました.今回登る高岳は,急斜面が少なく,頂上までの距離も短いため,これから登山を始められる方にも向いていることや,山の中での歩き方などを説明していただきました.その後,高岳の登山道入口まで車で移動して,準備運動を終えるといよいよ登山開始です.列の前後と中央に講師が入り.ペースの調整や休憩の合図,急斜面などのすべりやすい場所では一旦止まって声を掛けるなど,ゆっくりと登りました.途中の休憩時間では,呼吸の取り方を教わりました.呼吸を乱さないくらいのペースで歩くこと,乱れた時はまずはしっかりと吐き出すと自然と吸えること,歩くリズムに合わせて呼吸をすると良いことなどを解説されました.休憩を終えてしばらく登ると頂上につきました.頂上は整備されて開けた場所になっていました.講師の方が「ここは毎年山岳会が整備をしていて,少しずつ展望を良くしている.今日はあいにくの天気だが,天気の良い日は聖湖と臥竜山,恐羅漢,聖山などを見渡すことができますよ」と,話されました.昼食を取り,一息ついた後は,下山を始めます.下山の前にストックの講習を受けました.「ストックを上手に使うと,足にかかる負荷の分散とバランス取り,滑り止めを兼ねることができ,特に下山が楽になります」と,ストックを使った歩き方を見せていただきました.山を下って登山口に着き,クールダウンをして現地での解散となりました.一緒に登った参加者と意気投合できたり,今日教わったことを活かしてまた山に登ってみようと,新鮮な発見ができた登山教室となりました[ありみつまさかず]

写真

1列になって高だけを登る.この頃には雨がやんでいた.
1列になって高だけを登る.この頃には雨がやんでいた.配られた資料.高岳までのルートと,山での歩き方などが載っていた.
配られた資料.高岳までのルートと,山での歩き方などが載っていた.今回講師をされる日本山岳会広島支部のメンバーの紹介.
今回講師をされる日本山岳会広島支部のメンバーの紹介.登山道入口ではヤブデマリが咲いていた.
登山道入口ではヤブデマリが咲いていた.歩くリズムに合わせると呼吸をしやすいことを聞いた.
歩くリズムに合わせると呼吸をしやすいことを聞いた.1輪だけ咲いていたヤマボウシ.頂上では満開のものもあった.
1輪だけ咲いていたヤマボウシ.頂上では満開のものもあった.頂上に到着.臥竜山や恐羅漢などがどの方向にあるか教えてもらった.
頂上に到着.臥竜山や恐羅漢などがどの方向にあるか教えてもらった.

【イベント報告】ブナ林の野鳥観察会

  • 開催日時:2013年5月19日(日) 5:00
  • 講師:上野吉雄

まだうす暗い早朝5時に,14名の参加者が臥竜山の雪霊水前に集合しました.鳥の専門家,上野先生が講師です.
雨が降りそうで気温が低い時間帯なので,鳥は活動していないだろう・・と思ったら,にぎやかなミソサザイの鳴き声が私たちを迎えてくれました.
ミソサザイは名前の通り,「味噌」の色をした小さな野鳥で,鳴き声が早口で高い声でさえずり,一度聞いたら覚えやすいような気がします.この観察会が実施された3時間の間,どの場所でもミソサザイのさえずりを聞くことができました.
アカショウビンの声も聞こえたので,しばらく観察していましたが,残念ながら姿をみつけることはできませんでした.
車道を歩き進みながら,上野先生の解説を聞きました.
参加者の方から,「トビくらいの大きい鳥がいた!」との声があがり,みんなで見ていると,確かに大きめの鳥が翼をひろげ,木の間をぬうように飛んでいました!中型の猛禽類のオオタカでした.オオタカは開けた山野に生息し,ハトなどをえさにしているそうです.
一瞬でしたが,観察できたのでとても幸運でした.
観察した場所は臥竜山の8合目あたりで,車道沿いの林床はササがほとんどなく,クロツグミなどの大型ツグミにとってはミミズなどがよく捕とれるとのことでした.
ミミズをえさにしているクロツグミもいました.フィールドスコープでクロツグミを見ると,黒い体に黄色いくちばし,アイリング(目のまわりのふちどり)が可愛らしく,何度も覗き込んだり,写真を撮ったりして,観察を楽しみました.
他にも,短い鳴き声が特徴的なクロジ,おなじみのウグイスやヤマガラ,最近増えている特定外来生物のソウシチョウなど,全部で21種類の野鳥を確認しました.
参加者の方から,「昔はおみくじ引きのヤマガラがいた」という話を聞きました.鳥と人間の関わりが興味深かったです.こういったお話を聞けるのも,観察会の醍醐味です.
今回も早朝のブナ林で野鳥を楽しむことができました.(こうのやよい)

みなさんの印象に残った物

「鳥の姿が少ないものの,声を聞くが出来て良かった.特にクロジのさえずりがめずらしい」「虫こぶ」「クロジがよく見れた」「虫こぶ」「アカショウビンの鳴き声が近くて感動」「木の穴から顔を出したミソサザイ」「雨」「虫コブ」「ホトトギスの声を初聴したこと」「クロツグミをしっかり見られた」

参加したみなさんの感想(抜粋)

「雨と思ったが,以外に天候良く,見晴らしがきき良い観察会でした.でに終了時はやっぱり雨!でも良かった」「人数が多いと山の探鳥会はむずかしいことが多いですが,よく取りが出ました」「楽しかった」「葉がたくさんでていて,みえにくかったかな」「アカショウビンが見れなくて残念!」「雨もまたたのし」「寒いし,雨でしたが,クロジのさえずりが聞けたのがよかったです」「色々な鳥の声が聞くことができて楽しかった」「アカショウビンは声のみ,残念」

具体的に

「鳥,植物に関する詳しい説明があり理解しやすい」「生態系を教えてもらえて,興味深い」

自由記入

「また来年を楽しみにしています」「小声で個人的に話している.質問にもよく答えていただいた.」「ありがとうございました」「雨の中ありがとうございました

写真

例年のごとく雨で始まる観察会となった.
例年のごとく雨で始まる観察会となった.鳴き声が聞こえるものの,姿を捉えるには根気が必要.
鳴き声が聞こえるものの,姿を捉えるには根気が必要.フィールドスコープと携帯電話のカメラを組み合わせて撮影にトライ.
フィールドスコープと携帯電話のカメラを組み合わせて撮影にトライ.キツツキの仲間が開けたと思われる穴.
キツツキの仲間が開けたと思われる穴.ウスギヨウラクの花がきれいに咲いていた.
ウスギヨウラクの花がきれいに咲いていた.ブナの葉の上で見つけたムシコブ.きれいなピンク色だった.
ブナの葉の上で見つけたムシコブ.きれいなピンク色だった.