「今年は暖かいので,まだ来ていない鳥もいます」と,ここにも温暖化の影響がでているような始まりでした.ツグミがツルウメモドキを群れでついばんでいるところから始まり,今年は液果類が多く,木の実の赤は植物が鳥に食べてもらって種子散布に協力してもらうためとの説明がありました.マヒワの群れはキハダやスギの実に群がり,向きを変えるとヤマガラ・エナガ・シジュウカラの混群.群れることにより,ハイタカなどにねらわれるリスクを少なくするということでした.実際にハイタカが現れるとエナガが警戒声を発して小鳥たちは散り散りでした.さえずっているホオジロは留鳥で,その他渡りで越冬に来ている群れもあり,いろいろだそうです.自然再生事業の進む霧ヶ谷では残念ながら,お目当てのマシコ類を見ることはできませんでしたが,草原生のオオジシギの話など,再生による変化について興味深い話を聞くことができました.大歳神社付近に移動して,タシギ・カワラヒワ・コガモを見ることができました.社そう林ではノスリが徘徊しているので,小鳥が近づかず,カシラダカなどは見ることができませんでした.新川ため池ではアカマツでコゲラ・キクイタダキが虫をついばんでいる様子が観察でき,溜め池にはコガモがす~いす~いと浮かんでいました.時間もゆったり,環境のちがう4カ所でそれぞれ観察ができてみなさん楽しめたのではないでしょうか?
自然館裏のパークゴルフ場で,いつのまにか観察会が開始
すると,みんなワラワラと集まってきた.
いつもなら,指さす方向にレンジャクの群が見えるのだけど・・・.
駐車場にて,あらためて観察会を開始.オオアカゲラが見えた.
ひとしきり,自然館のまわりで観察した後,霧ヶ谷湿原に移動した.
このやぶが湿原に変われば,オオジシギが戻ってきてくれるかも!?
当日はテレビ局も取材に来ていた.
次にやってきたのは八幡盆地の中の水田.
水路ではコガモが群れていた.
大歳神社の方へと行くが,期待したノスリは見られず.
続いて訪れたのは尾崎谷.あれ?別のものを見ている人がいますよ...
水面に浮かんだカモが見えるかな?
堰堤で,本日のまとめをした.