西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
6月23日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイは(株)KOSHINの専務取締役の向田拓夫さんです。
向田さんは北広島町才乙出身・在住、芸北分校の卒業生で、「大工である父親の姿を小さな頃から見て、かっこいいなとずっと感じており、自分も後を継ぎ大工となった」そうです。
ご自身が高校生だった頃のお話や、進学しても思うような成果がでなかったという等身大のお話は、高校生には身近に感じたのではないでしょうか。
大工としてしっかり技術を身につけ、努力したことを振り返る中で感じることを力強く発してくださいました。「今夢がある人は最高。そのままでがんばれ」「今夢や目標がない人でも焦らなくて大丈夫。自分のように好きなことがあれば必ず見つかる」とのメッセージは、行動したからこそ言える言葉で、熱い気持ちが伝わる瞬間でした。
向田さんは商工会青年部の部長も務められており、「芸北で過ごすことは最高のことだ」とこれもご自身の体験の中からお話くださいました。また、「一緒に芸北を盛り上げよう。芸北に住む一員として仲間になろうと」高校生に呼びかけました。
高校生からは「たくさんの建物を建てる中どんなことが大変か。失敗したことなどあるか。」という質問もありました。
芸北で生まれ育ち、現在も芸北でお仕事をされている向田さんだからこその信念やアドバイスが響いた朝礼となりました。
朝礼後の立ち話で、向田さんが高校生の時にお世話になり、現在も芸北分校の先生が「あんたが話すっていうけぇ聞きにきたで」というやりとりが印象に残りました。