【活動報告】キャリア朝会「教えてセンパイ」VOL.21(2020.9.15)

西中国山地自然史研究会は、芸北分校生徒会活動の一端をサポートをさせていただいています。
今年度3回目開催となった9月15日(火)のキャリア朝会に同行しましたので、報告します。
今回のセンパイはお隣   広島県安芸高田市地域おこし協力隊の福岡奈織さんです。
福岡さんは広島市出身で、広島大学総合科学部で「平和」「地域」「文化」「歴史」「哲学」などについて学び、ピースボートでの活動で20カ国回られた経験があり、現在は安芸高田市にて「多文化共生推進事業」を進める地域おこし協力隊をされています。
高校生の時には「世界とつながること!」を常に考えてきましたが、はじめてそれを実現するお仕事に就けた、という喜びをいっぱいの表現をされていました。外国で働くことが国際人、という意識があったが、現在は地域で20もの国の外国人と関わっている今の方が世界とつながっていると感じている」という福岡さんの言葉にはハッとさせられました。
大学時代に躓いた経験から、「いい大学、いい会社に入ることだけが人生ではないんだ」と気づき、やりたいことをやることで、いつか自分の夢につながることを熱心にお話されました。
高校生からは「くじけそうになった時に支えてくれたものはなんですか?」という質問があり、「家族や自分の夢を知ってくれている人に支えてもらった。周りに自分の夢を話しておくことがよかった」という回答をいただきました。
「多文化共生」という聞きなれない言葉から始まったお話でしたが、「世界とつながること」を実現している福岡さんの行動や言葉から、これからの地域のあり方や人との関わりへどう向き合うか、という示唆もいただいた時間となりました。